■伊勢湾〜濃尾平野の海陸風の観測


名古屋港(左図の■)で実施した海陸風観測の様子。ヘリウムを充填した気球を1時間毎に放球し、 セオドライトで追跡して、風の鉛直分布の日変化を24時間かけて観測します。


図中の数字は時刻を表します。

風データの24時間平均値から毎時の風の偏差を求め、その1日周期成分だけを取り出すと、楕円の ホドグラフが得られます。図には、2010年、2011年、2012年の7月に観測したときの、各高度のホドグラフを 示します。地上付近では、16時頃に海風(南西風)、04時頃に陸風(北東風)が吹いており、上空では同じ時間帯に それぞれの反流が吹いていました。

2011年の観測日の地上付近の風ベクトルと気圧偏差場(左図が7月16日16時、右図が7月17日04時)。 内陸と海上の気圧差により、日中に海上から内陸へ海風が、夜間に内陸から海へ陸風が吹いていたことが 分かります。